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戯れ詩20170626

2017/06/26 16:00
深草
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世界中のはげ頭が罵声を浴び
世界中の中学生が欲望となり
政治家や教育者が
ずんずん行進する

アニサキスは海から陸にあがり
ヒアリは新たな戦場に燃える
古代史を語れるのは
人だけではないのだ

ふたつに折れた婆さんが蹴ったボールは
優勝の歓声を呼び
斜視の少年のちら見は
希望のキタサンブラックとなる

深い草からあまがえるが飛び出し
キョトンとしている
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中原中也・絶景29

2017/06/26 15:19
早春の風
「   青き女の顎かと
  岡に梢のとげとげし
 今日一日また金の風・・・・・・」

あぎとをつきだしたおみなに
フェルメールは口づける
一瞬、風が止み
世界は沈黙するのだ
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戯れ詩20170625

2017/06/25 15:53
雨 雨 あめ
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昔 雨はちょっとしょっぱかった
今日の雨は泥流のように
車の足をすくい
炭酸水の味がする

かんと静かな選挙ばかりだ
昔 がんがん鳴り響く声に
人は狂い怒鳴り 
布団をかぶったものだ

見たくない顔と見られない顔が
画面に映る
忖度さんと海老蔵
不遜な面と悲しすぎる顔

煙草を吸いながら あめを舐める
龍角散のかなしい味がする

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中原中也・絶景28

2017/06/25 15:01
夜更の雨
「(雨は 今宵も 昔 ながらに、
    昔 ながらの 唄を うたってる。)
 酒場の 軒燈の 腐った 眼玉よ、
    遐くの 方では 舎密も 鳴ってる。」

疾走する車は雨を降らせ
目玉をそだてる
化学はギラギラ脅しをかけ
辞書を喰いちぎる
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戯れ詩20170622

2017/06/22 21:12
かなしい予感
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写真集をいくらめくっても
彼女の裸身はみえず
欲望は沈む
ゲキチンだ

札束をパラパラめくれば
白肌が98枚ひかる
手妻使いの
老いた稲妻

守り石がキラリと光り
富くじがユラユラ
戸締り用心、火の用心
心のドアに鍵かけて

新聞をめくれば裏目裏目の
かなしい予感

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中原中也・絶景27

2017/06/22 20:41
含羞
「あܠ! 過ぎし日の 仄燃えあざやぐをりをりは
 わが心 なにゆゑに なにゆゑにかくは羞ぢらふ・・・・・・」

梢をわたる風の音は
ふかい溜息
鉄階段に響く靴音は
悲しい予感

噫、憶測だけの日々
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戯れ詩20170619

2017/06/19 22:21
スピーカー
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水平線のさきは滝となり
昇る竜は雲となる
唇が微動し
頬袋はゆらゆら拡声する

地平線のさきは断崖となり
とびこむ馬は河となる
鼻腔が炎症し
鼻孔はふんふん反響する

立たされ坊主の反省文に
天気予報士は雲をつかめず
クライマーはボルダーを呪う
日日是好日なり

入れ忘れたスピーカーの
スイッチを手探る



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中原中也・絶景26

2017/06/19 09:11
憔悴
「あゝ 空の歌、海の歌、
 僕は美の、核心を知ってゐるとおもふのですが
 それにしても辛いことです、怠惰を遁れるすべがない!」

ゆうぐれ 青い汗
辿りつけない なつかしさ
逃れられない もどかしさ
じっと 眼をつむる

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中原中也・絶景25

2017/06/16 21:11
羊の歌
「これやこの、慣れしばかりに耐へもする
 さびしさこそはせつなけれ、みづからは
 それともしらず、ことやうに、たまさかに
 ながる涙は、人恋ふる涙のそれにもはやあらず・・・・・・」

日は昇り
飯を食う
日は沈み
眠りにつく
ふと、涙があふれる
わけもなく
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戯れ詩20160616

2017/06/16 20:46
連続しない時間
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顔にLEDをぶらぶらさせて
忖度さんが行く
会合では発言するな
報道に自由はない

安全安心大きく放射能を吸い込んで
プラトニュウムのバケツリレーは続く
東芝日立の旗を乗せ
くずれた馬は自己責任

京都も東京も気ぜわしい
軽井沢でのんびりと
次の年号は安晋
憲法改正大統領制

行き過ぎるクロノスに
カイロスが舌を出す
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20170418

2017/04/19 05:58
さよなら妙ちゃん
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北国の桜はまだ、咲かない
風だけが吹きぬける

砂利を足でけって
十円玉と五十円玉をみつける

やわらかな日差しの中で
笑顔だけが交差する

さよなら
グッバイ

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戯れ歌20170402

2017/04/02 22:29
時折、悲しいと
心でつぶやけば
春の匂いが黄色くゆれる
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戯れ詩20170402

2017/04/02 22:19
画像

もくもく

歌は悲しい玩具
詩は切ない手毬唄
クルクル回せば
くるくる明日?

うなづく人の手を握り
さよならの手を振る
ユラユラ揺れれば
ゆらゆら夢の中

70年前の事
5年前の事
昨日の事
全ては白紙の日記帳

未来はもくもく
ケムの中
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戯れ詩20170321

2017/03/21 21:27
桜が咲いた
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東京の靖国の桜が咲いた
ああ今年も生きていた ああ
桜を見るのも ああ
北国の桜まで ああ

東京のために
一億一心 火の玉だ
東京のために
欲しがりません 言いません

東京あこがれのパラダイス
東京ウララウララのパラダイム
原発もごみ処理場もいりません
おんぼ焼きもいりません

姥もいらない墓もない
書き割りの美美美

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戯れ歌20170320

2017/03/20 20:28
菜の花が咲いて
春になれば 獅子は眠り
桜の古木の瘤となる
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中原中也・絶景24

2017/03/19 22:33
時こそ今は・・・・・・
「時こそ今は花は香炉に打薫じ(ボードレール)」
「いかに泰子、いまこそは
 おまへの髪毛なよぶころ
 花は香炉に打薫じ、」

春 風が歩きだし
花は薫る
時は静止して
一粒の水滴に世界がみえる
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戯れ詩20170319

2017/03/19 22:19
漂流
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流れるのは いつも二人
テレビをみる人とテレビの人
なにがなんだかワカランワ
わてホンマニようユワンワ

つぶやくのは いつも同じ
いってないといった
恋人達のささやきなのか
失われた理性なのか

流れに竿させば 流される
岩にぶつかれば
どうなる
知性がすぼむ

前はみえるのだが
景色がみえないのだ
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戯れ歌20170319

2017/03/19 22:00
ゲノム
キメラ
ふーん 僕は雑種か イノブタが鼻白む
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戯れ詩20170318

2017/03/18 22:10
くすむ
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くすむ街の
ありふれた夜に
雪が降る
街が銀色に染まる

くすむ人の
いつもの朝に
雪がつもる
くすんだ人は雪をなげる

雪は私の上を吹きさる
冷たい記憶を道連れに
吹きさる
悲しさだけのこして

手のひらに
結晶がにじんでいる

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中原中也・絶景23

2017/03/18 21:44
生い立ちの歌
「私の上に降る雪は」

わたしを包みこむこともなく
吹きさり 悲しい記憶となる
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戯れ歌20170318

2017/03/18 21:26
白いページを前に
あごなどさする 一人
時は刻む
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戯れ詩20170314

2017/03/15 01:59
雨の日
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古い記憶が
感情の渦を巻く
雨の日はいつも同じ
じっと外を見つめる

晴れた日のこと
だれかれの笑顔
雨の日はいつも同じ
青空ばかり思う

忘れない日々を
忘れたように振舞う
雨の日はいつも同じ
後悔ばかり

じっと見つめる
瞳にはなにが映っているのだろう
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中原中也・絶景22

2017/03/15 01:42
雪の宵
「青いソフトに降る雪は
 過ぎしその手か囁きか(白秋)」
「   ホテルの屋根に降る雪は
    過ぎしその手か、囁きか
 ふかふか煙突煙吐いて
 赤い火の粉も刎ね上る。」

工場の灯りに照らされた道路は
白い雪道のようでありました
煙突から吐き出された煙は
白い粉雪のようでありました

手袋越しに感じる錆びた手摺りは
古い女の記憶のようでありました
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中原中也・絶景21

2017/03/12 16:05

「死ぬまへってへんなものねえ・・・・・・」

ザクザクと行進はつづく
前人が斃れようが行進はつづく
消滅するまで行進はつづく
地球は丸いのだ
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戯れ詩20170312

2017/03/12 15:53
トラピスト
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水瓶座へ針路をとれ
40光年の帯に乗り
赤色のエナジーへ
たどり着け 神さま

ショパンが奏でるピアノを聴け
千粒の雨たちが
青色のエレジーを
踊る 神さま

はじめに計画ありきだ
津波がこようが発電所が爆発しようが
白色の時間が
訪れる 神さま 

3・11は終わり
次の○・○○へ突入だ 神無
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戯れ詩20170311

2017/03/11 15:39
33
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僕が死んで33年
思い出してくれる人はいない
墓も名もなく
ひっそり閑としている

小石だらけの道を歩き
後ろを見れば
亡霊たちが笑顔で手をあげる
どこにいるのやら

地獄の門も開けられず
天国への扉も叩けない
ひたすらジャリジャリ歩く
どこにいくのやら

近頃 親父と自分の区別が
点かない

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中原中也・絶景20

2017/03/11 15:09
つみびとの歌
「心はたえず、追惜のおもひに沈み、

 懶懦にして、とぎれとぎれの仕草をもち、
 人にむかっては心弱く、諂ひがちに、かくて
 われにもない、愚事のかぎりを仕出来してしまふ。」

孤独なピエロが踊る夕間暮れ
ひっそり旅立つ
黄色い太陽が白く沈む

ちょっとした段差につまずく
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中原中也・絶景19

2017/03/10 22:57
汚れっちまった悲しみに・・・・・・
「汚れっちまった悲しみに」
遠くで鳴る汽笛を
僕は追いかける
記憶という貨物列車

「汚れっちまった悲しみに」
吹き去る風が
残してゆく
終わりのないプラットホーム

「汚れっちまった悲しみに」
赤い月の光に
立ち尽くす
無言の街灯

頬に手をあて 目を瞑る
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中原中也・絶景18

2017/03/09 15:21
みちこ
「空になん、汝の息絶ゆるとわれはながめぬ。」

風遠く、今もふくよかであれと吹き去る
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戯れ詩20170309

2017/03/09 15:12
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テロメア

果てしなくつづく素数の波
自然は崩壊しない
だのに 人は改造する
無限のかなしみ
 
折畳まれた23対のテロメアに
父と母が居る
ゆくあてのない僕のテロメアは
シワだらけの僕の中で消えてゆく

トランプダック
花札慎太郎
オイチョカブ晋三
せなの竜が泣いている

生きてほしい
そこに居てほしい 
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戯れ詩20170304

2017/03/04 15:29
窓のないホテル
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寒桜が植えられた道を歩いている
満開だ
白い影が古い看板を過ぎる
想いが沈む

日の射さない小さな部屋
眠りつづける
ここが自分の居る所
景色はない

中村屋のカレーが食べたい
守衛の愛に涙がながれる
産廃に建つ小学校に
安倍夫妻の愛情物語を刻めばいい

窓のないホテルで
通り過ぎる人に手を振る



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中原中也・絶景17

2017/03/04 14:57
心象
「あわれわれ、亡びたる過去のすべてに

 涙湧く。
 み空の方より、
 風の吹く」

白い光の影だけが 通りすぎて行く
ただ、じっと目を瞑り
ただ、じっと耳を眠らせ
吹きくる風に口をひらく
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戯れ詩20170226

2017/02/26 20:40
過ぎゆく月
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人は百代の過客にして
月日もまた同じ
猫は疲れ果て夢もなく
ねむる

風は人見知りして
なにも見ず立ち去る
残された木々はつまらなそうに
笑う

言葉は果てしなく孤独で
使いきれず戸惑う
真実とか愛とか困りものなのだが
抱きしめる

過ぎゆきながら
過ぎゆく人を心にとめている
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中原中也・絶景16

2017/02/26 20:26
失せし希望
「あわれわが若き日を燃えし希望の
   今ははや暗き空へと消え行きぬ。」

太陽は暗い空でも燃えている
僕はじっと、それを見ている
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戯れ詩20170225

2017/02/25 16:03
あたたかい月
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「こちらは廃品回収車です わからない事が・・・」
やさしいささやきにクラクラする午後
叫びつづける嘘に
事実は廃れカイシュウされる

地上をめざして幼虫たちは蠢き
ドラムを叩きつづけるアジテータートラック
相談窓口はにこやかに閉じられ
行き場所はケムとなる

プレミアムな金曜日に酔いしれ
墓場へかえろうとしない鬼
VXだタミフルだとアイドルが跋扈し
きづけば息絶えた人々が月へとむかう

あたたかい月に手をかざし
低温ヤケドでトケて往く
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中原中也・絶景15

2017/02/25 15:05
寒い夜の自我像
「陽気で、坦々として、而も己を売らないことをと、
 わが魂の願ふことであった!」

雪が降りわすれただけの夜に
街灯は白い息を吐き 道は冷たく響く
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戯れ詩20170218

2017/02/18 21:20
ながれる月
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ぱあらむ ぱあろうねぱあろうね
なにごともなく花は咲き月はながされる
太った男は死に痩せた人民は眠る
絵に描いたようだ

しげ しげしげしげ
ゆくあてもなく人はながれる月となる
歌手は歌い聴衆は口を開ける
平凡な光景だ

くむすたぼかよ
元気です
ぼくはしあわせです
泣きの涙の一発勝負

夜鳴きする猫のように
月は彷徨う
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中原中也・絶景14

2017/02/18 20:50
妹よ
「夜、み空はたかく、吹く風はこまやかに
  −−−祈るよりほか、わたくしに、すべはなかった・・・・」

くろい月がすいこむようにかがやいている
わたしのほかすべてが、ふかい眠りのなかにある
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戯れ詩20170212

2017/02/12 16:37
長い散歩
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霜の降りた途を辿れば
白いたんぽぽが泣いている
すりきれ牙のように
花がさいている

日向を飛び越えれば
ペンキの剥がれた板塀が睨む
立ち入り禁止札のように
立ち往生している

学校帰りの途に落とし忘れた画板
あれはどこにいったのだろう
時々 さがしに行くのだが
穴ぼこだらけで見つからない

新聞が落ちていて
嫌みな笑顔の二人が手を握り合っている
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中原中也・絶景13

2017/02/12 15:43
盲目の秋
「ただはららかにはららかに涙を含み、
 あたたかく息づいてゐて下さい。
 −−もしも涙がながれてきたら、

 いきなり私の上にうつ俯して、
 それで私を殺してしまってもいい。
 すれば私は心地よく、うねうねの瞑土の径を昇りゆく。」

秋の陽だまりで耳を澄ませば
かさこそかさこそ 冬支度する虫たち
気にも止めず過ぎてゆく過去

秋の夕暮れに佇めば
ゆらゆらゆれる 白い裸身
立ち去る希望という未来 さよならも言わない



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戯れ詩20170205

2017/02/05 15:44
2月5日の雨
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「ごめんね」
まずは あやまらなくては
忘れ物ばかりの雨が
なにか探している

「ありがとう」
長い月日に 感謝しなくては
走り続けた雨も
歩きだしている

「やあ」
またどこかで 出会うのだろうか
雨の中すれ違い
遠い記憶の挨拶

今年の2月5日は
雨だった
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中原中也・絶景12

2017/02/05 15:19
少年時
「私は希望を唇に噛みつぶして
 私はギロギロする目で諦めてゐた……
 噫、生きてゐた、私は生きてゐた!」

郵便屋の赤い自転車は失意の葉書を運び
地平線は牧場を囲む鉄線のようだ
私は空を地を見つめるばかりだった
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戯れ詩20170204

2017/02/04 21:56
豆を喰う
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寒い朝 鳩になる
ちじこまって 昨日の豆を喰う
ああ空は広いのに
地面ばかり見ている

昼時 骸骨がくる
天気が良いのに 蓑笠つけて
ふららふらら揺れて
向こうばかり見ている

あかい夕陽が 豆を染め
眼の玉もあかくなる
さあ帰ろうか 
あてもないが

はきだした豆がはねる
鬼は内 鬼は内
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中原中也・絶景11

2017/02/04 21:35
宿酔
「朝、鈍い日が照ってて
   風がある。
 千の天使が
    バスケットボールする。」

折れた矢を拾い集め
焚火する
朝があかく染まり
風がしろく揺れる
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戯れ詩20170128

2017/01/28 17:07
1月27日の風
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強い風なのに山頂の雲を
吹き飛ばせない
ふと、下を見ると
街は廃墟だ

強い風なのにビルの谷間を
右往左往している
ようやく抜け出すと
焼け野原だ

時間と時間の隙間をはためかせ
過去と未来がちらちらする時
婆さんは立ち上り
猫の墓を掘る

強い風なのに
ゼーゼーゼーゼーいっている
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中原中也・絶景10

2017/01/28 16:29
春の思ひ出
古き代の富みし館の
     カドリール  ゆらゆるスカーツ
     カドリール  ゆらゆるスカーツ
 何時の日か絶えんとはする カドリール!」

辺りはまだ明るいのに
鐘が鳴る キンコーン
鳥達が帰る カンコーン
踏んづけた靴の踵を直し始めるのだ

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戯れ詩20170122

2017/01/22 11:16
トンコリ
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腹の中のたまがからから言う
やさしく抱かれて育った
哀しみの伝説は母に残り
父親は何も語らない

正義の大統領は唾を飛ばす
汚い言葉に顔を左右した
褐虫藻は光を求め去り
町は白く老いる

全身を赤く染めて祈る
川はゆっくり流れていた
教養の無い子役人はしたり
エンブレムを掲げる

心も
「けが」をするのだ

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中原中也・絶景9

2017/01/22 10:46
港市の秋
「港の市の秋の日は、
 大人しい発狂。
 私はその日人生に、
 椅子を失くした。」

秋の夕陽に祈り
無為と通じ合う
みなとのまちの喧騒は
眠りの準備を始める
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戯れ詩20170109

2017/01/09 15:58

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空はいつも考えている
海は僕を映しているのかな
海の青さ白い波
僕と雲を映しているのかな

僕はいつも歩いている
時の流れにつまずきながら
町の景色、山の色
僕の体を通り過ぎてゆく

人はいつも求めている
それは大切なものなのかな
愛と希望、別れと涙
いつもそばに寄りそうよ

空はいつも考えている
僕はいつも歩いている
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中原中也・絶景8

2017/01/09 15:19
夏の日の歌
「山の近くを走りながら、
 母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
    夏の真昼の暑い時。」

アスファルトの割れ目から
まぶしそうに草はのびる
遠くの空に黒い鳥が飛んでいる
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